住宅金融支援機構が2日発表した長期固定金利型住宅ローンの7月の適用金利によると、返済期間が最長35年の「フラット35」は、返済21年以上が2・05~3・00%となり、最低金利は3カ月連続で上昇したことになります。
住居用の不動産にせよ、収益化を目的にした不動産にせよ金利の上昇傾向においては待ったなしの状態です。どちらかというと事業者などに人気のフラット35ですが、少し前までに大変お得に活用できた時期も早々と金利が上昇していく経緯には、驚かされます。
ちなみに、3.00%の金利というとバブル崩壊直後の余韻を引きずった平成5年と同じ水準ということになります。この急激な上昇傾向は、1980年代前半の上昇にも似た傾向がある点は注意しておかなければならないかもしれません。良い物件が見つかるまで探し続けることも大切ですが、上昇トレンドに入った金利の上昇だけは待ってくれないということも念頭においておく必要があります。
さらに、返済期間が最長50年の「フラット50」は2・61~3・36で、取扱金融機関は83。
今、不動産をお探しの方はベストな物件を探すのではなく、一定の基準を決めてベターな物件で手を打つべきではないでしょうか。

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