不動産投資のアセットマネジメント業務などを行うファーストブラザーズが東証マザーズに新規株式公開(IPO)しましたね。
私も個人的に注目していた今回の上場ですが、初値が公開価格の2040円に対し、初値は2.5%高の2090円。
正直、少々拍子抜けという感じであったわけですが、事業の性質上からも、市場の評価はそれほど将来性を期待するという感じではないと判断されたのかもしれません。ファーストブラザーズは、2004年2月設立の独立系運用会社でスタートし、東京都千代田区に本社を置いている企業です。不動産投資関連事業ではアセットマネジメント業務、プロパティマネジメント・アドバイザリー業務を手掛け、商業施設開発・運営や事業生産ファンドの運用、M&Aアドバイザリーなども展開。
私どもも是非とも参考にしたいと考えているのですが、上場に当たっては、これまでの業務だけでなく、業界を引率するようなビジネスアイデアが加わっていると結果は違ったのかもしれないと勝手にあれこれ考えてみたりと・・。
公開価格ベースの予想PERは12.7倍だっただけに、予想を大きく下回ってしまっています。
15年11月期の連結業績計画は、前期大型売却の反動で売上高が前期比66%減の36億700万円、営業利益が8.5%減の20億4500万円だったことも要因かもしれません。
主幹事を務める野村証券による、不動産や金融業界の専門家で構成される少数精鋭部隊による長年の経験、厳しい採算管理、高い運営力で金融危機を乗り越えた点が強みと分析。
上場が吉とでるか、凶とでるか今後のファーストブラザーズの動向に注視したいと思います。

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